(C)CHRISTIAN RIESE LASSEN
SEA DAWN(シー ドーン)
技法:ミックスドメディア
複数の技法を掛け合わせていくところからこの名がつけられています。写真製版とシルクスクリーンを効果的に組み合わせ、版画制作を目的として描かれた原画を見事に再現しています。
シルクスクリーンだけでは出せなかった、微妙なグラデーションや繊細な陰影が表現できるほか、作品に立体感を持たせることが出来るなどの特長があります。
水や大気の透明感、波や光の力強さを鮮やかに描く、ラッセンの作風にぴったりの方法といえるでしょう。
シルクスクリーン:枠に張った絹やポリエステルの布を版として 使用
し、布目を活かして版画を制作する技法です。感光性乳剤や
フィルムなどを使って絵柄以外の部分を覆ってしまい、絵柄の箇
所の布目だけを通して、下に敷かれた紙などに色を写し取っ
ていきます。複雑な色使いや、大きいサイズの作品の制作が可
能になり、何枚制作しても鮮明で均一な仕上りが期待できるこ
とから、多くの作家がこの技法を採用しています。



(C)CHRISTIAN RIESE LASSEN
Ruby of the south pacific(ルビー オブ ザ サウス パシフィック)
技法:キャンバスエディション
美術館の名画を複製するために開発された技術をもとに、原画の色使いを忠実に再現し、表面の起伏までまったく同じ状態に仕上げる手法です。この技法には数々の特許技術が活かされており、現在の版が技術では世界最高レベルに達しているもので、次世代の版画技法とでも呼べるものです。原画と見分けがつかないほど、精密で正確な作品に仕上ります。そのために、キャンバスの裏側に版画である証明のスタンプを押して原画と区別しています。



(C)CHRISTIAN RIESE LASSEN
Dominion(ドミニオン)
技法:アイリス・オン・キャンバス
キャンバスにジークレー技法 (コンピュータのジェットプリンタで刷った版画)で刷り、 それに手彩色を加えた作品です。
アイリス:最新のデジタルケメラとスキャナ技術を駆使して作成される版画をジークレー版画といいます。そのうち、アイリス工房で制作されるものをアイリス(IRIS)と 呼びます。








inserted by FC2 system